長女への誕生日メッセージ
Rちゃんへ
9歳のお誕生日、おめでとう。
両手の指で数えられるのも、あと数年になってしまったね。
「つ、のつくまで膝の上」という育児のことわざがあるけれど、
お膝の上に乗っけると、なかなかに重いです。
のしかかられている感が否めないほど、大きくなったのですね。
でも、お膝の上を卒業する時がすぐそばまで来ていると思うと
とても寂しい気分です。
おかしいね。
数年前までは
「早く大きくなって欲しい。早く早く自分一人で出来るようになって欲しい。」とばかり願っていました。
その願いが叶えられつつある現在、当時の切なる思いは
単なる母親のワガママだったことに気付きました。
「大変すぎる!だれか~。」
という状態だったのです。
先も見えない、想像もつかない、暗中模索の育児の道を、
全力の力技で進む毎日でした。
何でも一番初めは、試行錯誤です。
それだけに
ひとつひとつの思い出が、鮮烈です。第一子目の特権ですね。
「初めてRちゃんが〇〇した日」という記念日エピソードは、事細かに覚えています。
忘れっぽい母の脳内に、ちゃんと焼き付いていますよ。
二人には内緒だけど、弟たちの「初めてエピソード」は
なんだか記憶があいまいです…。
果てしなく続くと思われた育児の道にも、どうやら終わりがあるらしい
ということが、最近だんだんと分かってきました。
ハイハイを卒業し、離乳食を卒業し、オムツを卒業しましたね。
ぽぽちゃん人形を卒業し、そのうちリカちゃん人形から卒業し、
やがては
ママからも卒業していくのでしょう。
ママは、”その度に寂しがっている母親” から卒業しないといけませんね。
ママもRちゃんと一緒に日々成長していきたいと思っています。
Rちゃん、お誕生日おめでとう。
ママより