突風4/5~採用試験官のつぶやき~
昨日からの続きです。
例の応募者からのメールを、
簡潔に四部構成でまとめてみました。
まず
「どうして採用試験を設けているのか、問題は起きないのか、いや起きるであろう」という反語かも知れないご質問。
続いて
「試験の出来は、しょせん素人がチェックするから固く断る」という意志表示。
次に
「ベテラン一人を雇えば、素人のチェッカーはいらないし、すべてが解決する」というご提案。
最後に
「採用試験レベルでは実力ははかれず、早く目覚めて本当の立派な会社になるように」というご指南
で締めくくられていました。全体的に憤怒調です。
このメールの意図とは…?
社長には、些末なことですが と断りおきをして
経緯を報告しました。
「ハッハッハ…!
なかなかに、失礼な方だねぇ。
いいですよ、そのままにしておいて。」
と笑っていました。
平社員は、フッ。
経営者は、ハッハッハ!
笑い方にも違いが表れる。
しかし
下した判断は、同じであった。
採用の際は、
どういう人柄か、
果たして一緒にビジネスをしたい人物か、
という極めて主観的な視点も、時として
加味されます。
この出来事は
ほのぼのとしたわが社に吹き荒れた
「春の突風」でした。
これまでのお話はこちら。
neillot.hatenablog.com