男装の怪人?
先輩と交代で、各自ウォーキングにいそしんでいる。
運動の時間帯は
先輩もnも、出勤前の早朝である。
日の出前に家を出発し、日が昇る頃帰宅する。
ウォーキング中は、
月や星が出ています。街灯もついています。
ですので、こんな会話が交わされます。
n:「裏通りは、ちょっと怖いですよね。」
先輩:「ウン。一人では歩きたくないよね。だから私は大通り沿いを歩くことにしているよ。」
n:「私も。早朝だから車も通っておらず、排気ガスも気にならないですよね。」
先輩:「ところでウォーキング中、音楽って聴いてる?」
n:「聴いてない。背後の気配が分からなくなるから。」
先輩:「私も同じよ。ヘッドフォンしてたら、怪しい人物の接近に気付けないもんね。」
先輩とは、気が合う。調子に乗るn。
n:「それに私、男物のトレーニングウェア着てる。」
先輩:「えっ?なんで??」
n:「人気がない道では、女性は狙われやすいので、屈強な男に見えそうなデザインのやつを。」
・・・被害妄想も甚だしい。