ハビエル、謎の笑み1/2
魅惑的な笑みを 投げかける彼。
不敵な笑みで 応えるn。
数年前
ほぼ毎朝、会社付近の路上で
”謎の笑み”を交わす方がいました。
彼は、足早に出勤する人々に混じって
毎朝、決まった場所に立つ。
背が高い。
煙草をくゆらし、いつも遠くを見つめている。
その横を
汗をかきかき通りすぎる、ドスコイ型の妊婦。
(次男を妊娠中でした。)
ラテン系の方とお見受けしたので、
ハビエルと勝手に名前を付けさせて頂きました。
ハビエルは仕事を終え、
これから家に帰るところなのだ。(推測)
彼は、タクシーをつかまえようとしている。(これまた推測)
彼の職業は、ダンサーである。(これは妄想)
そんなハビエルには
朝の決まった時間に、決まった場所でしか出会わないのでしたが
次男を出産後、思いもよらない所で会ったのです。