neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

10月

第一週目

週末、長女の運動会があった。

連日の残業で溜まった家事を、猛スピードで片付ける。

気付いたら10時。

下の子二人を連れて、安全にゆっくりとダッシュするも、

長女のダンス演技は終わっていた。

まこと無念なり…。

 

第二週目

同僚が連休を利用して、アイルランドへ行った。

会社にたくさんのお土産を持ってきてくれる。

その中に、

ジンジャークッキーがあった。

 

一枚頂く。このにおい、この味。

紅茶に浸せば、あっという間に溶ける。

 

一瞬にしてニュージーランドのホストマザーを思い出す。

彼女が毎晩食後に薦めてくれたのが、ジンジャークッキーだった。

「もう一枚、ジンジ―(と略す)はどう?」

 

当時20歳だった私は、クッキーに

チョコチップでもなく、アーモンドでもなく、

しょうが が入り得るんだ…と軽い衝撃を受けた。

 

それ以来

買う機会も、作る機会も無かった。

食べた後の辛にがさが、たまらなく懐かしかった。

 

嗅覚と味覚は

忘れ去られていた記憶を、鮮やかに呼び覚ます。

 

第三週目

長男が体調を崩す。

看病で一週間が終わる。

 

第四週目

約8年使ったB型のベビーカーが、

とうとう壊れた。

致命的な箇所であるシャフトの部分が、片方折れた。

 

nが不在の時である。

 祖母(nの母)がベビーカーをたたもうとしたら、

ボキッとやってしまったらしい。

ベビーカーに乗ろうとする次男を、長男がふざけて阻止。

祖母の注意もよそに、二人でもみ合っていたので

 そらならば、

ベビーカーはたたんでしまえ、と判断した際の出来事だったらしい。

 

今までにnの母は二度、シャフトを折っている。

一度目は、バドミントンラケットのシャフト。

二度目は、床のお掃除用ワイパーのシャフト。

 

今回も限りなく怪しい。

 

怪なる力の持ち主曰はく、

「あなたたちの子育てをしていたら、いつの間にか逞しくなっちゃったのよね。」

 

怪力は

育児によって、はぐくまれるようです。

 

 

長男と次男の保育園で、運動会があった。

次男はマイコプラズマ肺炎にかかり、出られなかった。

 

家で看病しながら「今、長男は何の競技に出ているのかな」と

ぼんやり考えていたら

 

義理母のM子さん登場。

「私が看ててあげるから。Rくんの競技見てきて。」

ありがたすぎる…。

 

しばらくすると、nの母登場。

「交代しますよ。」

かたじけない…。

お義母さんと長男のリレーを見ることができた。

 

両方のばぁばが、気にかけてくれる。

次男は、幸せだ。

その親も、幸せだ。