黄昏泣き2/2
(昨日の続きです)
心の中の黄昏泣き、は気付かれにくい。
ある晩のこと。
仕事を終えた母が帰ってきたタイミングで
目が覚めてしまったn。
「あれ?まだ起きてたの?」
「うん・・・。」
「じぁ、寝られるまでそばにいてあげるね。」
母は、私が眠りにつくまで添い寝をしてくれました。
nは、どうなったか。
次から次へと涙があふれ出て
寝付くどころの状態ではなくなりました。
嬉しかったというより、安心して気持ちが緩んだのでしょう。
必死に”小さなママ” をがんばっていたんだと思います。
もはや黄昏泣きの範疇をこえた
「夜中の本泣き」です。
小学生バージョンでは、「泣き」にちゃんとした理由があるだけに、
母の心もざわついたことと思います。
子育てが一段落したら、
仕事量を増やそうと考えていたn。
今でも鮮明に覚えているこのエピソードで
毎回思いとどまります。