neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

ミステリーが明らかにするもの

旦那さんの帰宅時間が、早いときは―


自分の体調がものすごく悪い、
昨晩徹夜した、

のどちらかです。


この間
そのどちらでもない理由で旦那さんが帰宅しました。


喜ぶ子供たち。
いぶかしむ妻。


何の事前連絡もないけれど…


何かあるのか。
いや、何があるのか。



「賑やかだねぇ。」


毎夕のことです。

その日は、長女の習い事があり
彼女の帰宅を待ってからの夕飯であったため
ちょうどご飯時であった。



食後は、
入浴と寝かしつけをかなり急かして進めないといけない。
さもないと、確実に寝る時間が
後ろにずれ込む。


旦那さんがいれば
n一人が進めるより、もっと早められるはず。
大人の手がふたつあるからである。


それなのに、どういうわけか普段より


お風呂に入る時間が、遅くなる

寝る時間が、遅くなる

よって翌朝の起きる時間が、遅くなる


という現象が起こる。



我が家のミステリーである。

11月

第一週
朝からものものしい。
道の角ごとに、警棒をもった警官が二人ペアで立っている。


上空も騒々しい。バダハダバダバダ…

通勤途中のサラリーマンは、
一斉に空を見上げる。


複数のヘリコプターが旋回しながら飛んでいる。


昼休み。
外でお弁当を食べようと、公園へ行ってみた。


中へは入れなかった。特別警戒中だという。



帰宅途中。
朝見たヘリコプターは、まだ旋回していた。

道の角に立つ警官は、やっぱり二人ペアで巡回していた。



そうである。その日は、
アメリカの大統領が来訪していたのだった。


テレビの中だけの
遠いニュースが、身近に感じた二日間だった。




第二週
長男の就学前健診があった。
来年度小学校へ入学する園児を集めて、健康診断や簡単な面接をする。

長女の土曜授業ですでに小学校を知っている長男は、緊張している様子はなかった。
母も同じ。


三年前。
小学校という知らない場所で、知らないお友だちと健診を受けた長女は
終始不安そうな面持ちであった。母も同じ。


二度目、という勝手知ったる安心感は

産まれる前から、そして産まれた後にも
存在する。



第三週
nの母のお誕生日であった。n宅でお祝いをする。

クリスマスまでケーキが待ちきれない子ども達にとって
ばぁばの誕生日は、とても都合の良いタイミングでやって来る。

どんなケーキが良いかと母に聞くと
「イチゴなどのフルーツがのっているケーキがいい」とのこと。


母は昔からモンブランが好きだ。

孫達が好きなケーキをリクエストするばぁばの祖母心は、
親心と相似形なのであった。




第四週
子供たちの虫歯には気を付けて定期検診は欠かさず行っているが、
自分の検診は、長いこと行ってない。

長女を出産する直前に受診したのが
最後であった。

「ワンオペ育児の母は、歯医者通いなんて無理!」とか
「土曜午前中は、子供たちの病院通いで潰れる。自分のためだけの通院に割く時間は皆無!」

とか何とか
理由をつけて、9年も放置していた。


nよ。そんなことではこの先いかんぞよ、と天からのお叱りがあったのか

大昔に治療した銀歯が取れた。


慌てて歯医者の予約をする。

歯医者通いは無理、なのではなかったか?
自分のためだけの治療時間は皆無、なのではなかったか?


9年も重い腰を上げなかったくせに、
たった1つ銀歯が取れただけで、がぜんフットワークは軽くなる。


という訳で
定期的な歯科検診を長年サボったツケを、
貴重な土曜の午前中に、毎週払わされている。


いろいろな意味で、相当痛い。

燃えよ リベンジ!ブルゾンちえみな同僚

以前、今秋の結婚式で同僚が

ブルゾンちえみを演じることになった件を書きましたが

 

neillot.hatenablog.com 

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どなたかが撮影したもようを、ネット上にアップしてくれるかな

なんて密かに思っておりました。

 

しかしながら

秋は過ぎ、冬がやってきても

それらしき動画は一向にアップされません。

 

先日その同僚と話す機会があり、

経緯が明かになりました。

 

同僚「それがね、nちゃん。できなかったのよー。」

n「そうだったのかぁ。」

同僚「せっかく(仕事中に)セリフを考えてくれたのにごめんね。

新郎の親戚に、股旅舞踊?をどうしても披露したいという伯父さんがいたらしく。」

n「股旅舞踊…。縞々のマントと三度笠の踊りだったっけ?」

同僚「そう、それ。司会者の方と打ち合わせしたら、時間的にブルゾンの出番を削るしかなかったみたいで。」

 

n「それは残念だったね…。ところで没を知ったのって、いつ?まさか披露宴の当日じゃ…?」

同僚「違うよ~!With Bに連絡する前の段階で後輩から連絡が来たから、大丈夫だったよ。

でもnちゃんにお伝えするのが遅くなってしまい、申し訳なかった。」

n「いやいや、そんなに謝らなくてもいいよ〜。仕方ない。」

 

 

同僚「ところでさ。

ブルゾンちえみ(結婚披露宴バージョン)は幻となってしまったけど、

今度はそれを、忘年会用に書き換えてくれないかな!なんて(笑)」

 

元演劇部の同僚。

彼女の演劇魂は、リベンジに燃えている。

童謡と、涙と、おばあさんと

いまどきの子どもは

昔の童謡なんて歌わないのでしょうか。

 

 

童謡。

小学校で繰り返し歌いました。nが二年生の時です。

 

学期途中で担任の先生が変わりました。

新しく来た先生は、音楽の授業で童謡を好んで歌いました。

 

清く正しい、文部省唱歌でした。

 

当時のnは、

「もうんぶしょうしょうか、暗い」と思いました。

ぜんぜんワクワクしない、と思いました。

 

 

30年後の今

当時抱いた感想を、慎んで撤回したいと思います。

 

「ふるさと」も「もみじ」も「あかとんぼ」も、古き良き日本が偲ばれる

美しい歌ではありませんか。

 

歌詞を読むと

のどかな日本の田園風景が浮びます。

穏やかな情景が懐かしく感じられるにつけ、なぜか

涙が出てきそうになるのも不思議です。

 

叙情的なものに、心を動かされる歳に達したのでしょうか。

 

 

nがすっり白髪になったら

 

「ダメね…歳をとると涙腺がゆるくなるの。」とか言って

 

若い人の前で、しわしわの手で目頭を抑えながら

茶目っ気たっぷりに笑ってみせる が夢だったのですが、

 

 

涙腺のゆるまる歳が、あんがい早くやってきました。

童謡「ふるさと」

長女は家で歌の練習をしている。

童謡「ふるさと」「もみじ」「あかとんぼ」の三曲である。

 

今度小学校で

地元の福祉園のおじいちゃん、おばあちゃんたちと交流する催しがある。

童謡やら、運動会で踊ったダンスやらを披露するらしい。

 

 

「童謡、クラスのみんなは知ってたのに私だけ知らなかった…。」

 

長女はみんなが知っているとされる童謡を一曲も知らず、

じゃっかん沈んでいた。

 

「大丈夫だよ、すぐに覚えるから問題なし。」

 

母はさっそく個人練習を手伝う。

まずは歌詞を、紙に書き出そう。書くと、覚えるんよ。

 

そして一緒に歌う。

 

しょぼいnの歌より

プロの歌手の歌の方が、覚えやすいかも知れない。

youtubeで視聴する。

 

そしてまた一緒に歌う。

 

歌詞が、馴染みのない文語調?だったりするので、

長女

覚えるのに苦労している。

 

 

隣で

個人練の様子を見ていた次男が言う。

 

「ハイ!Kちゃん、そのうた、知ってう(知ってる。)」

 

「えっ?知ってるの?」驚く長女。

「うたのお姉さんとお兄さんが、TVで歌ってたの?」とn。

 

「ぶぶぅー(不正解の時の効果音)。

パパじいじのおうちで、夕方にきこえてきまーす!」

 

そうである。

旦那さんの実家では、夕方になると夕焼けチャイムが流れる。

そのメロディーが「ふるさと」だった。

 

 

長女は「ふるさと」の歌詞とメロディーを、すんなり覚えた。

同僚の入院2/2

手術のためしばらくお休みしている同僚を、社員のみんなが
心配している。
この前は都合がつく方数名で、お見舞いに行った。


行けなかった組は、行った組にさっそく尋ねる。

「具合は如何でしたか?」

「少し痩せた感じだったけど、面会時間の許す限りたくさん話したよ。」

「手術は成功だったのよね?」

「はい。無事に終わったけど、今はリハビリが大変だそうで。」

「ずっと気になってたけど、疲れてるかなーなんて思って連絡を控えてたんだよね。」

「私もです。」

「同じく私もです。退院はしたのでしょうか?」

「してると思いますよ。私たちがお見舞いに行った翌々日に退院したかと。」


「退院後の経過はどうでしょうかね…?」

「気になるよね。あと数日くらい様子をみてから、連絡した方がいいかな。」

「うん、それがいいね。」


こんな会話が交わされた。
それから数日後、nは同僚に連絡をしてみた。


その日にお返事がきた。


まだまだ痛みは残るものの、毎日近所を歩いてリハビリに励んでいるとのこと。
普通の食事も食べられるようになり、順調に回復しているらしかった。


良かった。手術の経過も良好で安心した。


同僚は

「メールとっても嬉しかったですが会社の皆さんから、なぜか一気に来ましたよ。
総攻撃?に近いものがありました(笑)」



考えることは、みな同じです。

気分の問題~壁の穴 その後~

初冬である。


例年に比べて、お部屋が寒い。どうも寝室が寒い気がする。

窓側から入り組む寒気には、カーテンの位置を少し下げてブロックしている。

室内用の小型暖房器具も出した。


それなのにまだ寒い。
横になった時に、なぜか頭上から冷たい風を感じる。

なぜ頭上なのだろう。
不可解な場所から感じる、このスウスウ感…。



穴か?

子供たちが、秘密裡に壁に穴をあけていた件。
neillot.hatenablog.com


この穴だ。
ここから寒気がやって来るのだった。


壁に穴が開いたのは、昨秋。
塞がれることなどなく、今に至っている。

ということは、去年の冬もスウスウした寒さを感じていたはず。


なのに、とくに何も感じなかった。



寒気は
その時の気分でやって来るらしい。