neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

勝ち気なひとの見解

「だれにも言わないでね。」

長男がひそひそと耳打ちしてきた。

 

「女の子って…女の子ってさ…。」

言いよどんでいる。

 

「ぜったいに言わないでね。ね?ね?ねっ?」

念押しがしつこい。

 

「女の子って……気が強いね。」

 

やぶからぼうに。

 

どうしてかとたずねると

ドッジボールの時(保育園のお友だちの)〇〇ちゃん、むんわっ!って

ボールを投げるんだ。すっごく強い。」

 

「それを見て気が強いなぁ、って思ったのね?」

「うん。」

 

強いのは、ボールの勢い であって

〇〇ちゃんの気 とはあまり関係ないんじゃありませんか?

 

おそらく

勝気である、ということを言いたかったのでしょう。

 

そういう長男も、勝気なのではあるまいか。

家のみんなとトランプやUNOなどのゲームで遊んでいる時

絶対に自分が勝てるように、その都度ルールを捻じ曲げるのは

どこの誰でしょう?

 

負けが濃厚になってくると、途中棄権したり

泣いてゲームをめちゃめちゃにしたり(6歳児として、あるまじき行動)

悔しさのあまり、勝った人をバシバシぶったり(6歳児として、信じがたき行動)

するのはいったいぜんたい、誰でしょう?

 

 勝気な人は、勝気な人に目がいくのかも知れませんね。

いつまでたっても辿りつけない悪夢

次男が体調を崩した。その日の夜は、高熱でぐずる。

水を飲ませたり、トイレに連れて行ったり、布団をかぶせたり、

トントンで寝かしつけたり。

 

本人もそうだがnも一晩中

睡眠は浅かった。

看病しながら見る夢は、決まって悪夢である。

 

 …

 

次男が発熱しているのに、保育園に預けてしまい(預けたのは旦那さん、という設定になっている)

会社で慌てふためく、というシチュエーションであった。

 

急いでオフィスを飛び出す。

出口が分からない。

 

そのオフィスは、nの知っているオフィスではなかった。

 

建物全体が迷路のように入り組んでいる。

出口かと思ったら、中庭だったり、

中庭を歩いていたら、他のオフィスに入り込んでいたり。

 

とにかく保育園に電話をしようと、

ケータイを握りしめ走っていった先は

なぜか京都の料亭のお座敷であった。

 

舞妓さんに「出口はどちらの方でしょうか?」

と畳の上に正座をして聞いていた。

 

舞妓さんは答えるように

螺鈿の引き出しから、ゆっくりと

木箱(のようなもの?)を見せてくれた。

 

非常に貴重なものらしい。

 

みやびです。

みやびですが、いまnが探し求めている出口とは関係ないやん!

 

 

いつの間にか、中二階に出ていた。

 

白亜の美しい建物…

ここはギリシャのミコノス島であるらしい…。

 

島内を堂々巡りをしているうちに、自分のオフィスにも

戻れなくなってしまった。

 

 

目が覚めた。

 

 

苦しい夢であった。

 

劇中(夢の中)では出口探しに必死だったが、醒めてみると

支離滅裂。コミカルな展開である。 

 

自分がそばにいないところで子供がどうにかなってしまう、

という夢は

 

とにかく恐怖である。

 

 

突っ込みどころ満載ですが。

お野菜バランス

長男は赤ちゃんの頃から偏食だった。

食への興味関心が薄かった。

お腹は空いているけれど、
得体の知れない食べ物は、あえて口には入れない
というスタンスであった。


こちらが楽しげな食事の雰囲気を作り出す前から、
何が気に食わぬのか

毎夕飯ごとに、泣きわめいていた。


飲むことなく、牛乳をこぼしただけで終了
食べることなく、ふりかけをかけただけで終了


であった。



第一子の長女は
何でも食べて、おまけに食が太かった。

それだけに
二人目の育児にして、離乳食からつまずいた。



現在長男は、6歳。

歳とともに食べられるお野菜が増えた。


保育園での食育プロジェクトのお陰である。


野菜のくずで堆肥を作り、
シャベルやスコップで畑を耕して、

季節のお野菜を植えて、
交代で水やりや草むしりをして、

実がなったら収穫して、
調理の下準備のお手伝いをして、

給食でみんなと一緒に頂く。


「保育園では、頑張って食べていますよ。」
先生は褒めてくださる。


夕飯は、食べるどころか
泣き叫んで終わっていた長男にしてみれば、

たとえ
ピーマンが、ゴーヤーが、ネギが、なすが、里芋が(もっとある…)苦手であっても

格段に成長した。


保育のプロによる食育のお陰で
長男は、得体が知れなくてもお野菜を口にいれることが
できるようになった

らしい。


らしい、というのも

家では相変わらずお野菜には見向きもしない。


保育園での頑張りの、反動である。


家と保育園のお野菜バランスは、とらなくてよろしい。

怪しい動き2/2

昨日からの続きです。
neillot.hatenablog.com


「私たちはいいカモだったようですね。」

「そのようです。きっと他にも犠牲者がいるんでしょうね。売ったもの勝ちの世界ですかね。

会社が儲かっていれば、それでいい…みたいな。」


「ぼったくり営業は、バーだけかと思ってました。よくあるビジネスモデルなんでしょうか。。。

ビジネスの闇を見た気がします。」


観葉植物のリースやフィットネスクラブの法人契約の打ち切りなんて、
経費削減においては、微々たるものです。



ぼったくり体質はこの先も変わらないので、頼らざる得ない部分以外は、
極力断るようにしている、という担当の同僚。


でも。
このほどリースの再契約をした、高額の複合機は・・・。


速やかに手を切りたいけれど、
スパッと別れられないのは、恋愛と同じです。

怪しい動き1/2

弊社のネットワーク関連は、
とある会社に一括してお願いしている。


その会社から最近、電話がよくかかってくる。

リースしている機器の更新前に、
新しい契約(内容はほぼ変わらないが、料金設定が何故か高くなっている)に変えるよう

しきりに促してきているらしい。

ちなみに契約の期限は、一年以上先である。


そういえば
特に不具合はないのに、その会社の複合機も新しく替えたばかりだった。


なんとなく怪しい動きである。


前日、nはその会社からの電話の取り次ぎをした。

ついでに、担当の同僚に
「最近よくかかってきますよね、電話。」

さらに思い切って
「怪しげな気配を感じますが。」と言ってみた。


「確信的に怪しいですよ。

高額なソフトを売りつけたり、
今回みたいに契約更新の時に、かなり前倒しして別のプランを勧めてきたり。

必ず料金が上がってるんですよ。」


「それにnさん。
経理のPC、リースと設置費用でいくらかかったと思います?」

「相場が分からないので、何ともいえませんが。。。」

「100万円です。相場価格の2〜3倍ですよ!
機器のリースだけでなくアフターサービスもあるので、
多少の上乗せは仕方がないのかも知れませんけど、高すぎます!」


「えええぇ!驚きと動揺を隠せないんだけど!」


無駄遣いに、うち震えた。

同僚は
nよりももっと先に、うち震えていた。

ネットワーク担当になった6年前
当時の契約書を見て、目玉が飛び出たという。


「故障の可能性を考えてリースにしたのかも、ですが
そんなに高いのなら使い捨て覚悟で購入した方が良かったと思います。」

「その時は最善の判断だったのでしょうか…。」

「当時は景気が良かったですしね。特に気にしなかったのでしょう。」



「主婦目線では、賢くないお買い物ですね。」


「いや、主婦じゃなくても気付きます…。」

社長さんの片思い

nの勤める会社には、出勤組と在宅組がいます。


在宅組は、弊社と業務契約を結んだ
フリーランスの方々です。


契約を交わすと
最低限の仕事の保障をする代わりに
他社との契約は認めない、という取り決めがあります。


フリーランサー側からしてみれば
弊社一本よりも
複数の会社から仕事を受注した方が、当然リスクはヘッジできるわけで…。


このほど
在宅組のとある方のお父様が亡くなられました。


「葬儀等で、一週間仕事を休みます」という旨のメールが来ました。


一斉送信でした。


つまり、その方がお仕事をしていると思われる会社が
分かってしまいました。


そのメールを最初に見たのはソーム。
「◯◯さんは、私たちの会社以外に4社とお取り引きがあるようですね。」

n「葬儀の準備などで、宛先のCCとBCCを間違えてしまったのでしょう。」

ソーム「契約違反でございますね。二股ならぬ、四股。
〇〇さんは影武者がいる、という噂もこれで信憑性が増しますね。」


n「四股の件、社長さんは知っていたのかな?」

ソーム「おそらく今回のメールで明らかになったかと思います。」


n「我が社は、◯◯さんにフラれたら後がないよね…。」

ソーム「四股かけてても社長さんは、◯◯さんを許しちゃうのです。◯◯さんと別れたくないからです。」

n「社長さん、他にもっといい人見つければいいのに〜。」

ソーム「◯◯さんが好きなうちは、他の人が魅力的には見えないのですよ。」

n「いわゆる Love is blind.  恋は盲目…。」



浮気なフリーランサーと、一途な社長さん。


”惚れた弱み” はビジネス界にも存在する。

ひよこさんからのお手紙3/5

Rくんへ


ピヨです。元気かな?


このまえ、保育園でうんどう会があったね。
朝から雨だったのに
ションボリすることもなく「今日はうんどう会だあーっ!!」
って張り切ってたね。


Rくんも、Rくんの弟くんも、
クラスのお友だちも、みんな楽しそうだったな。



うんどう会は

晴れなければならない、
じぶんたちの園庭でやらねばならない、
予定していたその日にやらなければならない、

なんてこだわるのは
あんがい大人たちの方かも知れないね。


落とさないでリレーのバトンをつなぐ、とか
練習してきた大なわとび100回にチャレンジする、とか
みんなでよさこい舞いふぶき をかっこよく踊る、とか
おいしいお弁当を食べる、とか

そういったことの方がずっと重要なんだよね。


小学校のたいいく館は、
明るくて、天井が高くて、広かったね。
そして音がひびいたね。

おしりで風船を割るおやこ競技、割れる風船の音が大きくておどろいちゃった。


保育園さいごのうんどう会
パパと一緒に参加できて、Rくんとっても嬉しそうだったな。


一日の終わりにRくんがつぶやいた

「あ~ぁ、毎日うんどう会だったらいいのになぁ~。」

この一言に、うんどう会の感想がぎゅっと詰まっていると思ったよ。



ほんとうに楽しかったね。

ぼくも楽しかった。お空から見ていたんだよ。



あと54回寝たら
ぼくの弟がRくんのお家に行くからね。


ひよこさんより