neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

ヴェルテルくん その後

新しく入社した方に、ウッカリnが聞いてしまったため、

 

社内では

”ヴェルテルくんが気になっていた女性とは、誰ぞや?”

という話題で持ちきりになった。

 

断りおきしておくと

会社の同僚たちは、ゴシップが好きな方たちではない。

どちらかというと噂話には淡白な方たちだと思う。

 

そんな皆さんですが、

わが社創業以来の?社内恋愛話には、みんなが食い付いた。

 

各々が名推理を展開する。

 

同僚1「新しく来た方じゃないなら、もともといた人ってことですよね?」

同僚2「今までひた隠してたんだね…。」

n「辞める間際になっていきなり告白されて、相手の女性も困ったんじゃないでしょうかね。」

 

先輩1「もっと早く行動すればよかったのにね。nちゃん、相手の名前は聞かなかったの?」

n「それは・・・ちょっと聞きづらくて。当時は彼もまだ勤務していましたし、名前は伏せたがっていたようなので。」

 

先輩1「私の勘だと経理の〇〇さんじゃないかと思う。」

同僚2「そうか、長い黒髪もミステリアスだしね。」

同僚1「控えめな感じの方ですよね。そのおしとやかさが彼のハートをわし掴みにしたのでしょうか。」

 

先輩1「前に辞めていった人(男性)も、経理の〇〇さんに思いを寄せていたらしいよ。」

同僚1、2&n「え~そうだったんですか!先輩、情報通ですね。」

先輩1「次々と虜にしていったんですな。」

 

n「ミステリアスな魔性の女…。」

 

 

nのつぶやきによって、若干こういう雰囲気が漂いました。

 

いっぽうの我々は

ミステリアスでない、おしとやかでない、魔性性もない…。 

7月

第一週
ボーナスが支給された。続けて給与も。

今月は激しく残業すること、65時間。
朝の一時間しか、子ども達の顔を見ない日が続いた。


私が不在の間、子ども達の送り迎えと夕飯、お風呂、その他の家事を
一手に引き受けていた母は、体調を崩し病院へ行った。

皆がみんな、荒んだ。


弾んだ額でも、nの心は弾まない。



第二週
先輩と残業について話した。

先輩「フルタイムで働くママの大変さが分かったよ。」

n「今まで時短で上がれていたのは、仕事が少なかったからですね。」

先輩「景気が良くなったのは結構だけど、この人員で回すのはキツいわ。

今月の残業時間、私50時間を超えてた。残業すると保育園の延長料金も発生して割に合わないんだよ。」


先輩も
お母さんに息子さんを見てもらったり、延長保育を使ったりして、
遅くまで会社に残っていた。平日、長くは働けないからといって土日に出勤していた。


先輩や私は時短組ですが、フルタイムの同僚たちは
もっともっと働いていた。


ついに我が社も、今月はブラック企業の仲間入りです?




第三週
幼児用プールに、子ども達を連れて行った。

小学生には物足りない広さと深さのプールである。
ひたすらワンオペ育児のnなので、
目が行き届く大きさのプールしか引率できない。

すまないが長女には、我慢してもらおう。
しかし当の長女は、弟たちと水遊びを楽しんでいた。

帰り際
「浮き輪、欲しい。」と長女。

「前家にあった浮き輪はどうなりましたか?」とn。

「穴が空きました…。」

「踏んづけないように注意したのに、聞かなかったからですよね。」

「はい…。」


長女、のろのろとした足取りで帰路につきました。


「浮き輪、買ってほしい!買ってほしい!!」と連呼するよりも、
「買ってくれない…」という切なさを滲み出す方が、効く。


その日の夕方に買っていました、新しい浮き輪を。



甘いな、母。



第四週
通勤中、テイル氏と出会った。
最近お見かけしなかったのは、氏が“時差Biz”を実践していたからだろうか。

テイル氏は、どこへ行くのだろう。(もちろん会社だ。)


まだ時間がある。後をつけてみた。

「同じ方角にある会社に出勤する、ぜんぜん怪しくない会社員」を装い、
ひたひたと尾行する。


十分に怪しい。


氏は厳めしいたたずまいのビルの中へ、足早に消えていく。
エントランスの石碑には、重々しい字体で社名が彫ってあった。


nの会社の、古くからのお得意様だった。
世の中、意外なところで繋がっているらしい。

ヴェルテルくんの相談事(おまけ)

恋愛相談を持ちかけられた当時、

悩めるヴェルテルくんは、いよいよ退職する間際で
ドスコイなnは、これから産休に入る時であった。


ヴェルテルくんの最終出勤日、彼が密かに耳打ちしてきた。

「例のことは、秘密にしていただきたいのです。」



ですよね。
nには言いふらす対象もいないので大丈夫ですよ、と約束した。


第一
その、気になる女性が誰だか分からない。



そして一年後の育休明け。
みなさんが復帰祝いのランチ会を開いてくれた。

nの前の席には、ヴェルテルくんの後に採用された同僚(女性)が座った。

彼女とは数週間しか一緒に働かないうちに、nが長期休みに入ってしまったな。
どんな方なんだろう。

そういえば彼女、ヴェルテルくんと少しだけ期間がカブってたな。


あ、もしかして。


好奇心がもたげた。
さりげなく小声で、彼女に聞く。


もう辞めてしまった〇〇さんから、
前にかくかくこういう相談を受けまして、相手の女性って…?


「ええっ、私じゃないです!!そんなことがあったんですか!全然知らなかったです!驚きました!」と、とても驚いていた。


彼女ではなかった。



翌日。
「聞いたよ~nちゃん。辞めた〇〇さんの話。私たちの中で、誰が好きだったんだろう?」と、
みんなが詰め寄ってきた。



・・・バレている。
バレているどころか、すっかり広まっている。


ふとした好奇心をもたげると、こうなります。

ヴェルテルくんの相談事4

ヴェルテルくん、一度は下がった恋愛のボルテージが
再び上がる。

宮崎あおいはタイプなのだという。


会社でしか知らない同僚の、ストライクゾーンを当てたぞ。
なんだかすごいぞ、自分。

人事課、いけるんじゃないか。

調子に乗ってnの自己評価ボルテージも上がる。



さて。
nの友達を、仮にあおいちゃん と呼ぼう。

その後ヴェルテルくんは、あおいちゃんと会える機会は持てたのか?



答えは、いいえ。


あおいちゃんは、ほどなくして
別の男性とお付き合いを始めたからである。


恋愛は、タイミングも大きく関係する。
ご縁があるか、ないか。就職活動と似ている。


だから、本人のせいではない。
それぞれを取り巻く都合が、合わなかっただけです。


さてさてヴェルテルくん。

この会社を去った後は
転職先で素敵な出会いに恵まれた、と勝手に思い込むことにしています。

ヴェルテルくんの相談事3

昨日からつながっています。
neillot.hatenablog.com


紹介しても良さそうなnの友達は、少数です。
友人たちはすでに結婚している。

数少ない中で考えたら、一人しかいなかった。
つい最近彼氏と別れたばかりの…。


一人思い当たる友達がいるんですが…と言うと

「どんな女性ですか?」

と興味を持ったようだ。


性格を聞いているのか、外見を聞いているのか判断つかない。
知りたいのはおそらく、外見の方だろう。


性格の方を答えた。


人の想像力はたくましい。
こと恋愛が絡むと、想像しなかったような想像力を発揮するものだ。

「とても魅力的な女性のようですね。」
とヴェルテルくん。


「で、どんな感じの女性ですか?」

今度は、容姿の質問であろう。


同性の友達を
男性目線から描写するのは、難しい。

慎重に答えねば。


「ふとした角度では、宮崎あおい を思わせるかな。」

ヴェルテルくんの相談事2

数週間後の昼休み。
外階段でストレッチをしていたら、ヴェルテルくんが思い詰めた様子で現れた。


ヴェルテルくんとは、ここで命名させていただきました。
neillot.hatenablog.com


「何の連絡も無かったですよ…。」

連絡って、どこからの連絡だろう。取引先の、あの担当者?
いつも指示があいまいで、連絡がつきにくい・・・


って、ちがう!

彼女からだ。
すっかり忘れてた。(彼にはたいへん失礼ですが)


「自分の何がいけなかったのでしょうか。。。」

凹んでいる。


「いけなかった点なんて全然無いと思いますよ。状況とタイミングが合わなかっただけかと。」

凹みを少しでも和らげてあげねば。


「ところでnさん。
nさんのお友達の方で、どなたかいい人紹介してもらえませんか?」

凹んではいない。


ヴェルテルくんの、第二の目的を知った。



女性は、したたかだと言う。

男性も、けっこうしたたかです。

ヴェルテルくんの相談事

同僚から相談を受けた。仕事の ではなく 恋愛の。


長くなるので、
これから4回に分けて書こうと思います。



「実は…会社で気になる女性がいます。」


来ましたね。
もう片付いちゃった既婚女性に振られることが多い、この手の相談。
彼女に彼氏がいるかどうか聞いて欲しい、とか…。


気になる女性の名は明かしたくないという。
ということは、偵察部隊のお願いではないみたい。

敢えてこちらも誰だか聞かないまま、
話は進んでいく。


同僚の悩みを聞いていくうちに、ポイントが見えてきた。

あまり親しくない会社の男性から
いきなり言われたらどう思うか、女性の立場の意見が聞きたいようだ。


女性代表がnとは、人選を間違えていませんか?


アタックすべきかどうか、非常に迷っている。
色々考えてみたものの、ためらっている。
やっぱり行動した方がいいのか、いや、でも・・・相当悩んでいるご様子。


直感では
若きヴェルテルくんには、鬼コーチが必要ではあるまいか。


何故なら
彼はもうすぐ会社を辞めるのである。彼女との接点は、じきに無くなる。
躊躇している暇はない。


「何も動かなかったら、多分後悔すると思う」
「社内での恋愛は、特に禁止されていない」

の二点を述べ、
とにかくプッシュ路線で、と励ました。


ヴェルテルよ、ゆけ。


ヴェルテルくんが当初求めていた女性の立場からの感想…?
完全にスルーです。


鬼コーチnに焚きつけられて
彼は意を決して、お目当ての彼女との接触を試みたようです。


果たして彼女の反応は…。


明日まで引っ張ります。