neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

お線香

昨日からの続きです。
neillot.hatenablog.com


先輩は、更なる目撃情報を追加してきた。

「盛り塩をしている人はね、お線香もあげてるんだよ!」


塩とお線香。
やはり清めたり鎮めたりしなければならない何か、
があるのだろうか。


「しかも。お線香の刺し方が、少し変わっているのよ。」


仏壇などに供えるお線香のように
二本を一緒にして、下3センチくらいを刺し立てるスタイル
ではないらいしい。


コンクリートとコンクリートの間の、土の部分に
一本ずつ等間隔に刺しているとのこと。

その数10本ほど。

「お線香は、地面から五センチ位しか出てないの。
刺している途中で、よくポキっと折れないと思う。」


お線香の強度に関しては、皆さんもご存じの通り

包み紙を破る際や、結束テープを剥がす際に、
すでに数本折れていたりしますね。


「どうやって地中深くまで刺しているのだろう。
一本のお線香を短く折って、少しだけ刺しているのかしら。」

「いずれにしてもナゾが多いですね・・・。」


お線香のそばを通れば、煙でその存在に
気づきそうなもの。

それなのに、全く気づかなかったnの嗅覚機能にも
ナゾが多い。



「短い長さで等間隔、っていうところに宗教的な儀式めいたものを感じますね。」

「もしくは場所柄、事業が上手く行くようにとの縁起担ぎ的なものかも。」



忌まわしの事件説、宗教儀式説、縁起担ぎ説…


どれもありそうである。

盛り塩

先輩が目撃情報を寄せてきた。

「うちの会社のそばで、盛り塩をしている人がいるよ!」


盛り塩 じゃなくて
盛り髪 じゃありませんか?


念のためもう一度聞くと
「髪」ではなく「塩」だと言う。


「よく料亭の玄関脇に置いてあったりする、こんもりした小さな山の塩ですよね。」

「そう、それ。でも小さな山どころじゃないのよ。一キロ位の塩を、ざざーっと盛っているのよね。」

「えっ!どんな人でしょうか?どこでしょうか?」

「おじさんだよ。
あそこに郵便ポストがあるでしょう、その下の植え込みの所よ。」

先輩とnは通勤経路が同じだ。
毎朝、その前を通っている。


「一キロって・・・よほど清めたいんでしょうか。」

「昔あの場所で、何か忌まわしい事件でもあったのかしら?」

「塩は厄除けや魔除けに効く、って言いますものね。」


先輩によると、盛り塩はいつもあるわけではない、とのこと。


ごく最近のことでもなく、少なくとも先輩が入社された時から
塩が盛られている現場を目撃してきたという。

ついこの前も、見かけたそうな。



オフィス街に、家庭用の一キロの塩 という
少々ミスマッチな光景。


気付く人は気付き、
気付かない人は、いつまでたっても気付けない。

母上の秘密2/2

母はその昔、美術系のモデルをしていた。

積極的に秘密にしていた訳ではなく、ずっと忘れていたそうで
孫たちと一緒に公園行くことになった時に
ふと思い出したのだそう。


「美術モデルって、動かないから楽そうに見えるけど、実は違うのね。
同じポーズをとり続けるって、かなり苦しい。」

「傷とかあざとか作らないように、ケガ全般に注意してたかな。」

昔の思い出がよみがえってきたようだ。
饒舌である。

「動きの大きいポーズは、再現するのが一番難しくて。
製作期間が長期に渡ってたりすると、前のポーズが分からなくなっちゃうのね。」

それ、マズいですよね?

「呼吸は、なるべくしないほうがいい。」

し、死んでしまうではないか。


酸欠に耐え、重力に耐え、多くの視線に耐え、
時間の経過に耐え…

耐え忍ぶことの多いお仕事なのでしょうか。


美術モデルに関するレクチャーを断片的に聞きましたが(情報古め)

この情報が役に立つ日は、、、多分無いだろう。


モデルとしてnは
あちこち平板な部分が多いゆえ。

母上の秘密1/2

かめのじょうを放った池がある公園へ、遊びに行って来ました。

放流してから数ヵ月ぶりに訪れます。元気で暮らしているか、見てきました。


かめのじょうについては、こちらで触れています。
neillot.hatenablog.com


母も、ついでに誘いました。

公園へ行く前に
「ばぁばはこの公園に行くのが初めてだから、みんなで道案内をしてあげよう。」と

子供たちに話していたら

「前に撮影で行ったことがあるのよ。」と母。


え、撮影?!

「もう40年くらい前だけど。」

初耳です。

「撮影って、撮影スタッフで?つまりカメラのこちら側?」

「ちがうちがう。カメラの向こう側よ。」


母はその昔、モデル業とか女優業をしていたのだろうか?
娘のnは、知らんぞよ。

「雑誌の撮影で来たのよ。ヘアカタログだけど。」


カットモデル…
モデルさんじゃないですか。


娘は知らない、母の青春時代。

カットモデルの他にも、美術モデルもしていたらしい。


デッサン、クロッキー、彫刻、写真などなど、ジャンルを問わず
頼まれついでにモデルを務めていたという。


「卒業から結婚するまでの、ほんの短い間よ。」


デッサンということは…裸婦にも挑戦したのだろうか。

「モチーフで、裸婦は人気なのよね。今もそうじゃないかな。」


もったいぶって、すぐに答えない母。
再度、恐る恐る聞く。


「私はやらなかった。
芸術のために一肌脱ぐ勇気と自信がなくてね。」


当時の母に、勇気と自信があったなら

自分は、今、ここに、存在していないような気がします。

とことん

お料理上手な義母のM子さん、
長女長男の誕生日に向けて、チーズケーキを焼いてくれました。

子供たちは大興奮。


先月、旦那さんとnの誕生日にも
それぞれにチョコレートブラウニーを
作ってくれました。


甘いもの

集まるときは、とことん集まる。

それが問題だ

先日、義母のM子さんが

小型のホットプレートを持ってきてくれました。

みんなでお焼きを作りました。

 

ホットプレートはずっと欲しいと思っていましたが

子どもが不用意に触ってやけどする可能性が大なので、

買うのはよそうと我慢していました。

 

しかし

熱いところには誰も触っていないし、ふざけてもいない。

M子さんとnの注意を守って

キッズ三人、上手に使いこなしている。

 

子ども達がワイワイ言いながらお焼きを焼く様子を見て、にやり。

 

これはいける。

子ども達と一緒に作れる、という楽しい妄想が膨らむ。

 

お好み焼き、焼きそば、ホットケーキも焼けちゃう。

焼き肉もいいな。

 

これからますます暑くなる季節に向かおうとしている時に

電気で熱を出すホットプレートを買おうと企むn…。

 

いつぞやの週末にクッキーを焼いていた時

「電子レンジのオーブン機能は、夏は使わないでくれ。暑い。」

 

と旦那さんから言われたばかり…。

 

 

今買うべきか、冬まで待つべきか。

5月

第一週
この時期になると
会社の同僚と、おなじみのやり取りが交わされる。

お互い唯一の同学年、おまけに誕生日も近い。

「今年も誕生日がやってきましたよ。」
「一つ歳を取る、という現実を突きつけられる日。」

中原中也さん(と同じ誕生日なので、こう呼ぶ)。」
「ピョートル・チャイコフスキーさん(と同じ誕生日なので、こう呼ぶ)。」


中也とピョートルが嘆いていると、
振り向きざまに先輩が一言。

「もう若ぶらなくて済むんだから、気楽だよ。」


外見と同じように、内面も老成させていけば
心身ともに
バランスのとれた歳のとり方ができます。




顧問のOさんが、柏餅を差し入れて下さいました。
生菓子の賞味期限はその日中ですが、
わが社なら心配ご無用。

頂いて30分と経たないうちに
跡形もなく皆さんのお腹へと消えます。


「こしあんも、つぶあんも苦手ですので…」なんていう
かわいげない態度は

甘党な皆さんのおかげで、目立たない。



第二週
(長男はひよこのぬいぐるみが大好きです。)

M子リゾートへお邪魔しました。
ふれあい動物園へ連れて行ってもらう。

「本物のひよこさんだよ。優しくなでなでしてごらん。」

遠巻きに眺め、おっかなびっくり触る長男。
すぐに手を引っ込めてしまった。

長女次男
ひよこを抱っこして、手のひらで包んでいる。
ぴよぴよちゃん~。」

長男、そのうちに「ぼくもういい…。」
プイとどこかへ行ってしまいました。

長男が喜ぶと思って訪れたふれあい動物園は
不発に終わりました。

後で長男に聞いてみる。
「ひよこじゃない。ぬいぐるみが好きなの。」


そっちでしたか!



第三週
整形外科を受診して以来、膝への負担を意識するようになった。

「サポーターを巻けば、運動時に痛まないんじゃないかな。」
会社の先輩がアドバイスをくれた。
運動好きな先輩は、怪我にも詳しい。

「医療用よりスポーツ用のサポーターの方が、洗濯に強いよ。
医療用のは白で、汚れが目立つ。」
母がアドバイスをくれた。母も運動好きだが、主婦目線である。


スポーツ用サポーターは、母から私への誕生日プレゼントとなった。

「誕生日にマイサポーター、いいじゃない。」母は満足げであった。


「ちなみに私のとお揃いだから。」


変なところで、カブせてくる母。



第四週
旦那さんの誕生会をしました。
ついこの間もnの誕生日にホールケーキを食べたばかりです。

一難去って、また一難、、、。


食べましたよ、美味しそうに。


今年もひとりアカデミー賞、狙えると思う。