neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

はなればなれに1/2

長男次男が可愛がっているぬいぐるみを前に、
長女がものがたりを語っている。


「このひよこさんとひつじさんは、赤ちゃんです。

ある日大地震が来て、
ママとはなればなれになってしまいました。

そうです、津波にさらわれてしまったのです。ざっぶ~ん!!ざっぶ~ん!

わ~ママーっ!!」


なんだか悲しい展開です。


先月、旦那さんとnは
6年前の3月11日に、東日本に大地震が来た
その当時の様子を長女に話しました。


いつもと違う大人たちの真剣な口調に、
長女も眉間にシワを寄せて
聞いていました。


長女の語るものがたりを聞いていて
話の元ネタは、東日本大震災だと気付きました。

謎のかけ声

昨日の帰宅途中のことである。

道路の反対側から、大勢の歌声が聞こえてきた。
いや
歌声というより、唱え声、と言った方が適切か。


風に乗って、切れ切れに


せいやっ!(代表の声)
せいやっ!(団体の声)

と言っているようにも、

わっしょい!(代表の声)
わっしょい!!(団体の声)

と言っているようにも聞こえる。

大通りを行き交う車のエンジン音に所々かき消されるが
確かに、大人数のかけ声である。


数週間前にも、同じ場所で聞いた。
もはや空耳や幻聴ではない。


女性も混じっているのかも知れないが、
大多数は男性であろう。


低く響いてくる。どうやら地下から、響いてくる。

姿は見えぬが、声だけは聞こえる。



春祭りに備えて、お神輿担ぎの練習でもしているのだろうか。

その熱気と一体感は
アイドルを応援する踊りとかけ声を打つ、オタ芸のようでもあった。


今、警視庁前の地下が、熱い。

突風5/5~採用試験官のつぶやき~

先週末に開かれた新たな採用会議で
例の怒れる応募者の話が出ました。


同僚1「この間の応募者はパンチが効いてましたね。」

同僚2「あんな展開になるとは、想像してませんでしたよ。当たり屋でしたよね。」

みなさんにも強烈だったようです。


n「こちらからのメールで何か不備があったのでは、と総務にも確認しましたが
特に失礼はなかったですよ。」


同僚2「最初のファクスが来た時点で、応募の形態が怪しかったので、
そのままにしておけばよかったのでしょうか。」

同僚1「ファクスからでは実力は分かりませんからね。
採用試験で、その自信たっぷりな40年以上の実力は出ると思うのですがね!」

同僚2「長年の大事なお客様が(わが社に)依頼してくれた仕事を、こんな人には振れませんよ!」


マイルドな皆さんの発言が、ゆるやかにヒートアップしていく。


応募者からの挑戦的な問いと、容赦のない批判に
じゃっかん
心がざわついたのも事実でした。


因みにその応募者は、私達の祖父でもあり得る年齢の方でした。

その年齢にnはまだ達していないので、
憶測でしかないのですが


ご本人のやる気とは裏腹に

「年齢的にもう働けない」と周囲から決めつけられてしまったり、
はなから労働力人口としてカウントされなかったり、

立ちはだかる年齢の壁が、再就職活動を妨げているのかも知れません。


履歴書より
現在はお病気を克服され、健康に問題はないとのこと。
勤労意欲に燃えているのでしょう。


それゆえに、やるせなく
とにかく若いもんを説教し、叱りつけたかったのかも知れません。


そんなところに、
応募者の怒りの元があったのでは?と考えます。



その方に、お伝えしたかったです

「弊社では、採用する際の”年齢による足切り”は、ございません。」

と。



「突風」の本編はこちら。
neillot.hatenablog.com

今週のお題「自己紹介」を書いてみる

今週のお題、「自己紹介」。

見やすいように設問とその応答、という形にして自己紹介を書いてみました。

 

・ブログを書いている時は、            「平安時代の宮廷作家のように。」

・会社へ出勤する時は、                    「出陣前の戦国武将のように。」

 

・会社の先輩、後輩、同期には、                    「ひたすら低姿勢で。」

・おふざけが止まらない子ども達には、        「どこまでも高圧的で。」

 

・結婚前の旦那さんに対して、        「聞き上手の、観察者。」

・結婚後の旦那さんに対して、        「おしゃべりな、協力者。」

 

・切羽詰まって家事をしている時は、            「さながら恐怖政治の独裁者。」

・切羽詰まって育児をしている時は、            「やっぱり恐怖政治の独裁者。」

 

・10年前の自分と比べると、        「どこかが、老化している。」

・10年後の自分を想像すると、    「どこかは、進化している。」

 

・働く母として、                                「色々なことと、闘っている。」

・一人の女性として、                        「色々なことが、終わっている。」

突風4/5~採用試験官のつぶやき~

昨日からの続きです。

例の応募者からのメールを、
簡潔に四部構成でまとめてみました。


まず
「どうして採用試験を設けているのか、問題は起きないのか、いや起きるであろう」という反語かも知れないご質問。

続いて
「試験の出来は、しょせん素人がチェックするから固く断る」という意志表示。

次に
「ベテラン一人を雇えば、素人のチェッカーはいらないし、すべてが解決する」というご提案。

最後に
「採用試験レベルでは実力ははかれず、早く目覚めて本当の立派な会社になるように」というご指南

で締めくくられていました。全体的に憤怒調です。


このメールの意図とは…?


社長には、些末なことですが と断りおきをして
経緯を報告しました。


「ハッハッハ…!
なかなかに、失礼な方だねぇ。
いいですよ、そのままにしておいて。」

と笑っていました。


平社員は、フッ。
経営者は、ハッハッハ!

笑い方にも違いが表れる。
しかし
下した判断は、同じであった。


採用の際は、

どういう人柄か、
果たして一緒にビジネスをしたい人物か、

という極めて主観的な視点も、時として
加味されます。



この出来事は
ほのぼのとしたわが社に吹き荒れた

「春の突風」でした。


これまでのお話はこちら。
neillot.hatenablog.com

突風3/5~採用試験官のつぶやき~

昨日からの続きです。

 

更に幾日かが過ぎたある日、

同僚が

一枚のプリントアウトした紙を見せてきました。

 

「例の応募者からこんなメールが来ましたよ。フッ。」

 

フッ。とは何だろう? 目を通す。

 

同僚1「どう思いますか?」

 

同僚2「いったい何を言いたいのだろう…。

ただ単に自分の鬱憤を晴らしたいがために、難癖つけてやったぞ感?」

n「我々に怒りをぶつけられても…。

こちら(弊社)から返事が来るとは考えてないような、この叩きつけ感?」

 

同僚1「ですよね。これ以上関わると厄介ですから、放っておきましょう。

触らぬ神に祟りなし、です。」

 同僚2「触ってきたのは、向こうからですけどね。」

 

同僚1「あくまで妄想ベースで、私達の会社の悪いうわさとか流されたら、たまったもんじゃないですね。」

 

みんな口調は穏やかだが、心中は穏やかでない。

 

即座に

要注意人物、としてその方をブラックリストに載せました。

 

ひとまず総務には、

変なメールや電話が来た場合に備えて

この人物をマークされたし、と伝えました。

 

 

明日に

フッ、な返信メールに迫ってみたいと思います。

 

こちらで、話の前後関係が分かります。

 

neillot.hatenablog.com

 

 

 

 

突風2/5~採用試験官のつぶやき~

昨日からの続きです。

 

同僚1「この間の応募者から、こんな返信が来ましたよ。」

と言って、

印刷の束を渡されました。かなりのボリューム。

その方が今まで手掛けた仕事のレジュメであった。それから、履歴書。

 

目を通す。

 

n「履歴書を添付してきたと言うことは、応募とみていいですね。」

 

同僚1「ですね。でも肝心の採用試験を受けるかの回答は、無かったんですよね。」

 

同僚2「もしかして、この分厚いレジュメがその回答だったり…?」

 

同僚1「こんなにキャリアがあるのだから採用試験はパスだろう、という意思表示なのでしょうかね。このレジュメ…。」

 

n「見ると件数はありますが、実際私達の仕事にリンクしそうな箇所は少ないですよ。このレジュメからでは、判断できないと思う…。」

 

同僚1「自信がおありなんでしょうね。一体こんなもの送りつけてきて、どう評価しろというのか…。」

 

同僚2「でも幅広くやっているようですね。どの分野の採用試験を希望するか、聞いてみましょう。」

 

ということで、

その応募者に再度ご連絡を致しました。

 

明日へ続く。 

 

 

 

こちらで、今日の記事との繋がりが分かります。 

neillot.hatenablog.com