neillot’s diary

サラリーマンで三児の母の、はちゃめちゃ感あふれる日常

女子トイレに、男性あらわる!1/2

弊社のビルでは、ただ今
トイレの改修工事を行っています。
私たちは、工事がまだ行われていない階のトイレを
臨時に使わせてもらっています。
 
 
先日のこと。
先輩から朝イチで「女子部のみなさまへ」と題されたメッセンジャー
飛んできました。
 
 
「先程トイレで順番を待っていたら、なんと男性が出てきました!
皆様におかれましても、階下のトイレを使う際は充分に気を付けた方が良さそうです。」
 
 
女子部は即座に反応します。
「ええっ!」
「先輩、大丈夫でしたか?!」
「怖かったですね…。」
 
既にしてその男性、
”女子トイレで良からぬことを企む不審者”にされています。
 
「男子トイレが埋まってたのでしょうか。」
「だからといって、女子トイレを使っていいことにはならないです!」
「非常事態でもない限り!」
 
憤る女子部。
 
「堂々と使っているところ、男性ではなくて女性だったのでは?という可能性もありますかね。」
「でも先輩、真正面から見ているんですよね。」
「性別は、間違えないと思う。」
 
 「工事の方ではないんでしたよね?」
 
憤りは鎮まり
事実確認へと移っていく。
 
 
「もしかして。外見は男性だけど、心は乙女系の男性だったのでしょうか。」
 
大胆な推測である。
 
「それなら納得できますね。」
「だったらどうぞ使ってください、ですね。」
「むしろ男子トイレに入るのが嫌だと思いますしね。」
 
大胆な推測も、意外とすんなり受け入れられる。
 
 
そして、 
 
”オトメ系の男性(見た目はどこから見ても男性)が、自信をもって女子トイレを使っている”
ということで落ち着きました。
 
 
設定にちょっと無理がある…。

お別れシーンがオーバーラップ3/3

茫然として家へ戻る。


コートは着たまま
子供の手袋と用意したおやつを手に持ったまま、
旦那さんに電話をした。


運転中でも、長女が代わって出てくれるであろう。

n「もしもし?」
長女「あっ、ママ。」涙声である。

長女は、nが来ていないのに発車してしまった父親に抗議していたそうな。

n「(泣いている事情を聞き)そうだったのね…。ところで手ぶら通話にしてくれる?」


(旦那さんに向かって)
n「あの、なんで私はここ(家)に居るんでしょうか?」

旦那さん「一人の時間も必要だから、家でゆっくりできたらなと思って。」

n「子供たちの手袋とおやつ、渡せなかった。」

旦那さん「じゃあ、戻るよ。」

n「いや、いい!!子供たちの遊ぶ時間が少なくなるからいい!!」


運転中の人に
これ以上話すと危ないので、話を切り上げた。


旦那さんはUターンして戻ってきた。

旦那さん「一緒に行こうか?」

n「いいです!遊ぶ時間が減るからいいです!!早く行って下さい!!
私は、家で別のことをします!」

旦那さんは
手袋とおやつをピックアップして、去っていった。


一体どっちなのか、妻も夫も・・・。

お別れシーンがオーバーラップ2/3

映画やドラマのお別れシーンによくある演出。

 

動き始めた列車を追いかけて、ホームを走ってゆく女性。

列車の中には、ガラス窓に顔をくっ付けて

追いかけてくる女性を、名残惜しそうに見つめる男性。

 

女性はやがて追いかけるのをあきらめる。

もしかして、転ぶかも知れない。

 

スピードを上げて走っていく列車を、泣きながら見送る。

涙にくれながら、その男性の名前を叫ぶかも知れない。

 

そこに列車の汽笛が重なる

 

 

…みたいな。

 

こんな情景がオーバーラップした。

 

でも、少し違う。

 

 

nは泣いたけれども、転んではいない。

 

だいいち

走り去る車を、追いかけていない。

お別れシーンがオーバーラップ1/3

週末、家族でドライブをすることになった。

非常に珍しい。

 

久しぶりのことで、みんなウキウキ。

子供たちはじゃっかん騒々しいくらい。 

 

バタバタと出かける準備をして

nが最後に家を出た。

 

 

「さて出発と。

あれ、みんなはどこかな?」

 


 子どもたちの姿が見えない。

旦那さんの姿も見えない。

 


…駐車場に車が無かった。


溶け残った雪が、走り去ったタイヤの跡を残していた。

 

 

nは悟る。


みんな行っちゃったんだと。

 


nは泣いた。


「長男と次男に手袋、渡すつもりだったのに。」

「みんなのおやつも用意したのに。」

常務に問う「黒のトロンボーン」5/5

今思い返してみても

U常務には、“みんなに知られてはならない何か”が

あった様におもう。

 

 

nと同期入社の同僚は

「nちゃんのフロアのU常務は、いつ見ても素敵よねー。」

と常々言っていました。

 

「素敵な中に、何かある。U常務は、なかなかに危険な男…。」

なんてことは

同僚にも他の誰にも、言ったことはありませんでした。

 

個人的体験と個人的憶測に基づく、これまた個人的な印象なので。。。 

しかし

そろそろ時効かなと思いまして、書いてみました。

 

 

さて。U常務のその後は―

 

nは既に転職してしまっているので

知る術がありませんが

 

風の便りに

専務へ昇格し、円満に定年退職されたと聞いております。

常務に問う 「黒のトロンボーン」4/5

U常務にささやいてからというもの
どこからともなく

「U常務は、新人のnさんを気に入っている?」

という噂が立ちました。
噂は、もちろんnの耳にも入ります。


当時は
初めて覚える業務に早く慣れようと、毎日精一杯だったので
自ら気付く余裕はありませんでしたが

社内でのプチ変化には、気付いていました。


とつぜん席替えが行われ、nの座席はU常務の前になる。
しかも背中を向けて座る。

常務宛に届いた高級なお菓子を、こっそりnだけにくれる。
(常務は大の甘党)。

リフレッシュルームにある冷蔵庫の飲み物は、
好きなもを、好きなときに飲んでいいよ
とわざわざ言いに来る。

胡蝶蘭を「持ってっていいよ。」と勧めてくる。



その時のnの状況で、マイナスの方向に実行力がある方なら
すかさずやると思います


身辺調査 と ゆすり を…。



U常務は
nを気に入っていたのではありません。


nからこう言われることを、恐れていたのです。


「黒のトロンボーン
お心あたりはございませんか、U常務?」

常務に問う 「黒のトロンボーン」3/5

U常務を百貨店のエスカレーターで見かけた翌日。


会社でいつのように朝の郵便物の仕分けをしていたら、
隣に常務がやってきました。

「これ、出しといてね。」


ハガキに切手を貼って
普通郵便で出しておけばよい。

nは素直に
はい分かりました、で会話を終わらせばよい。

それなのに余計なことを言ってしまう。


「昨晩、常務をお見かけしましたよ。」

「えっ?ど、どこで?」

「○○百貨店の付近です。」

「あぁ~なぁんだ、そこね。ハッハッハッ…。
昨日は人と会う約束をしててね…。男性とね、男性。」

「なるほど、そうだったのですね。」

「声をかけてくれれば良かったのに。」

「とんでもないです…ご迷惑かと思いまして…。」

「約束していた人は、男性だからね。男性。」

「は、はい。。。」
(もちろん常務は、nが真後ろにいたことを知らない。)

「いゃあ、お得意さんでね、男性の。ハハハハ…。」



郵便物の仕分けをする作業台は、オフィスの中央にありました。
ここで立ち話をすると、全社員にもれなく聞こえます。


なので
nは小声で、常務の耳元にささやいたわけですが、
常務の声は、いつにもまして大きかったのです。


「声はやたらと大きいし、会ってた人の性別を何度も強調するなんて…U常務はあやしくないか?」

とnはおもった。